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【インターン現場のリアル】「答えをもらえなくて辛い」社員扱いでぶち当たる壁と”成果”に必要なこと

【インターン現場のリアル】「答えをもらえなくて辛い」社員扱いでぶち当たる壁と”成果”に必要なこと

みなさん、こんにちは!
mtc.インターン担当です。

ーこれまでのあらすじー

・「予算50万円で弊社従業員のEHを最大規模に向上させてください」というお題でインターンを募集
・ダーツアクティビティ等を用いた選考を実施
・3名の受け入れが決定!

▼詳しくはこちら

期間は3ヶ月。いよいよインターン開始

はじめての顔合わせ

H山くんは急遽大学のフィールドワークで沖縄にいるので、リモートでの参加となりました。

(H山くんの背景で笑ったのはここだけの話です。笑)

改めて会社説明や、会社の理念など代表岡崎から話を聞いたあと、
今回の「予算50万円で弊社従業員のEHを最大規模に向上させてください」というお題を改めて発表。

その後は、3人でどのように進行して行くのか、何を行うのかを考えてもらうことからスタートしました。

最初の壁「全部やるには期限に間に合わない!?」

私たちが提唱しているEH(Employee Happiness)は、「mtc.独自のEH」として定義しています。
今回企画を提案する上で、インターン生は弊社の考えるEHがなにか?を理解することから始めます。

クリスマスパーティーの開催は12/20。
方法としては最初にEHとは?のインタビューを行う予定でしたが、時間は有限。
スケジュールでは2週間後に代表に企画案を当てなければいけないのですが、
調整を含めてリサーチして、分析してという正規の方法だと間に合わない。

3人はつまづきます。どうやったら期間中にリサーチして結果が手に入るのか。。
ライトにやればできるのか?もういっそのことスキップするのか?
困って進めないでいるとき、代表から声がかかります。

「去年のインターン生がすでにmtc.のEHをリサーチしてたはず。その結果を使えば?」

手段を目的にせず、目的から考えて別手段でどうにかできないかを考える方法を探る。
なるほど、その手があったかと思うインターン生たちでした。

▼去年のインターンの記事はこちら

提案にはファクトが重要

※昨年インタビュー・分析をしている様子

リサーチもせずに従業員のEHを向上させる案を考えるということは、
「きっとこうなんじゃないか」という想像・思い込みで企画を作るということ。
それは決して人間中心設計ではありませんし、mtc.ではご法度としています。

従業員が何を思い、何を考え、言葉にしない部分では何を求めているのか。
それはこの企画の核になります。

3人は昨年の結果を急ピッチで読み取り、プランニングを進めながら、
「提案を通してクリスマス企画を実施する」という成果のために3人で進めます。

「成果を出す」ための3人それぞれの苦しさ・もどかしさ

クライアント(代表)より、
「予算50万円で弊社従業員のEHを最大規模に向上させてください」というお題が出てから2週間弱。

なかなか3人全員が集まれる時間が取れず、
代表のフィードバックも全員が直接聞けず、伝言ゲームのようになったことでうまく伝わらず・・
その後も3人はそれぞれがモヤモヤしながら進みます。

が、クライアントからの成果は、学生であっても求められ続けます。

ここでmtc.側から介入し、解決策を提示することもできましたが、
あくまでインターンの方たち主導で進めてもらうこと。

困ったらいつでも話を聞くが、言われるまではこちらは介入しないよという社会人扱い(大人扱い)する。というスタンスで進めていました。

そんな中で、メンバーの中には私生活とインターンどちらも全力でやりきれないジレンマがあると相談を受け、辞退したメンバーもいました。

最終企画をいざ提案。結果は、、?

代表に企画をあて、戻され練り直し、またあててを繰り返します。
フィードバックの内容は、

など、深く一つ一つを問うものでした。

「クリスマスパーティー」と聞くと、ケーキがあって、ビンゴがあって、楽しいレクレーションがあって、と既存のアイデアも豊富にありますが、今回求められていたものは、どこかで実施していたものや既存のイメージのクリスマスパーティーの組み合わせからの発想で企画&実現してもらいたい分けではなく、

<現状のリアルなmtc.の従業員にとって>一番良いクリスマスパーティーを生み出すことです。

そのため、上記のように一つ一つ細かい思考を深めていくことは、
まだ形も世の中に事例もなく、一番良いものを生み出すというプロセスに必要なものだとmtc.では考えています。

最終企画をいざ提案。結果は、、?

最終提案では、上記のフィードバックも含めての提案がありましたが、
結果的に代表からの承諾をもらうことはできませんでした。

2週間互いに意見を出し続け、何が一番良い企画なのか?を考え企画が練られていましたが、
仕事としてお願いをしている以上、アウトプットに妥協ができないという判断でした。

(クリスマス企画の記事は追って投稿しますね。)

クリスマス企画全体が通ることができませんでしたが、
コンセプトに関しては見事通過。

そのコンセプトを使った上で、mtc.側の企画案で一緒に進めるか、
インターン自体を終了とするか、別の内容でインターンをするか、本人たちとも話しました。

H山くんは売上を作るメールクリエイティブの作成やECサイトの数値分析などの業務に移り、本人の希望でもあるマーケティングを現場で学べる環境へ、O田ちゃんはユーザーインサイトを活かしてどう企画〜実行までを実現させていくのかを学べる環境として、引き続きクリスマスパーティーの実行業務を担っていただくことになりました。

mtc.が目指すもの、企画提案を終えた感想。

「答えをもらえないのが辛かった。」参加している2人からそれぞれ出てきた言葉です。

クリスマスパーティーもたかがパーティーと言われたらそうですし、苦しんで生み出すものでなかったのかもしれません。

<現状のリアルなmtc.の従業員にとって>一番良いクリスマスパーティーを作るということは、
もちろん正解もない中で、一番良いと思える企画を出してもらうというとてもむずかしいお題でした。

ただ、私たちmtc.は会社名の意味にも込められているように、
最善の成果のためであれば、既存の手段や手法にとらわれず、新しい方法論を自分たちで創造することを大事にして日々良いアウトプットを出すために試行錯誤を繰り返しています。

▼会社名と意味
「mtc.」=”Methodology Creators”=「方法論の創造者たち」

そういう意味では、生むための苦しみも含めて今回のクリスマスパーティーに取り組む中でmtc.らしさを知っていただけたのかなと感じました。

本当に、本当に、おつかれさまでした!

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