事業会社ではキャリアの天井が見えていた」mtc.で見つけた理想の働き方を実現できる環境とは

こんにちは、mtc.で取締役を務めている太田です。
私はmtc.にジョインするまで、長年ベビーグッズを取り扱う会社に勤めていました。そこではプロダクトデザインからブランド開発、CIリニューアル、またECサイトの運営など、幅広い領域を担当。そして約10年近く働いたタイミングで、次のステージとして選んだのがmtc.でした。
mtc.はCRM領域を軸にクライアントへの支援を行っている会社です。そのため、事業会社から支援会社への転職であったわけですが、戦略設計などの上流工程のみを行うコンサルファームとは違い、mtc.はクライアントの事業成長にコミットし、本質的な課題解決に取り組んでいます。
そのため、実際にmtc.にジョインして感じたことは、支援会社という立ち位置はあれど、mtc.でやっていることは本質的には事業会社のときと同じで、 “事業を成長させる” ということでした。
そこで今回は、なぜ私は次のキャリアとしてmtc.を選んだのか、どのように仕事やキャリアに対する向き合い方が変わっていったのかをご紹介します。
様々な利害関係から、組織は往々にして「顧客に向き合う」という本質的に大切なことを見落としてしまう
冒頭で述べた通り、mtc.にジョインするまで私はベビーグッズを取り扱う会社にいました。はじめはプロダクトデザインを担当していましたが、デザインの領域を広げていきたいという思いからWebデザインを学び始め、徐々にディレクターとしての業務を行うようになっていきます。
そして、ECサイトの立ち上げや運営にも携わるようになり、同時にマーケティングを学び、Webマーケティング全般の業務も行うようになっていきました。
その後もEC領域の様々なプロジェクトを推進していき、また自らリサーチを行い、新しく自社ブランドを立ち上げ、コンセプト策定から商品開発、販売戦略までも担当。最終的には、商品本部長として30を超える国内外のブランドディレクションを担当するようになります。
気づけば10年近く勤めていたため、独立するのか、もしくは別の会社へ転職するのか含め、まずは一度会社を辞めて次に何をするのかを考えたいなと。そのときに「いまの会社を辞めようと考えている」と相談したのが、mtc.の代表である岡崎でした。
実は前職でMA導入を進めていくときに、外部パートナーとして岡崎が入っており、それが彼との出会いでした。岡崎は顧客やユーザーのインサイト等から設計を行う “人間中心設計” の考え方を大切にしており、潜在的なニーズや課題を発見していくデザインリサーチを行い、ブランディング含めてどう展開していくべきかなどの相談もさせてもらっていました。

そのときに、「人間中心で考えるというのはこういうことか」と驚いたのをいまでも覚えています。顧客のインサイトを掘っていくと、表面的に顧客はAが欲しいというけれども、本当に求めているのはBであるといったことがあり、そうした人の潜在的ニーズを捉えてアプローチしていくということこそがマーケティングの本質だと強く感じました。
というのも、企業としてマーケティング含めて何かしらの施策を進めていく際に、どうしても社内での利害関係などが生まれてしまい、本質的にやるべきことができないということはしばしば起こります。たとえば本来であれば顧客の課題に向き合うべきなのに、発言力の強い営業の要望を取り入れないといけない、お付き合いの長いパートナー企業の商品を優先して販促していかないといけないなど、顧客とは関係のないことにも多く向き合う必要があります。
そのため、本質を常に捉えようとする岡崎との会話はとても楽しく、MA導入のプロジェクトが終わったあとも交流を持つようになっていきました。
そして前職を辞めることを伝えると、「一緒にやりませんか」と声をかけてもらい、2019年2月にクリエイティブディレクターとしてmtc.にジョインすることになりました。
事業会社から支援会社であるmtc.にジョインした3つの理由
そうして岡崎の人柄や考え方に惹かれてmtc.にジョインしましたが、前職で感じていた本質に向き合えない状況やキャリアの限界をmtc.であれば解決できると思えたことが大きな決め手でした。具体的に決め手となったポイントが、次の3つです。
本質に向き合えるカルチャーがある
「本質に向き合う」というのは岡崎だけの思想ではなく、mtc.として大切にしていることのひとつです。そのため、社内でも「その施策をやって本当に意味があるのか」といった常に本質を問うような会話が飛び交う環境です。
また、mtc.では「自分の人生をコントロールできるようになる」ということをメンバーの共通ミッションとして掲げています。自分の人生をコントロールするというのは、会社に依存するのではなく、個人事業主のように働く時間や場所なども自分でコントロールできるようになるということ。
そのため、「mtc.のAさん」ではなく「Aさんがいるmtc.」としてバイネームで仕事が取れたほうがいいという発想をmtc.は持っています。そうしたときに大切になることが、信頼獲得です。安請け合いをして案件が失敗に終わってしまっては、当然ながら信頼は得られず、バイネームで仕事が獲得できるようにはなれません。
信頼を獲得するためには、クライアントが抱える本質的な課題に向き合い、クライアントの事業が成長するために何が必要であるかを考え、長期的に伴走していくことが求められます。
そうした思想は評価制度にも反映されており、mtc.は基本的にはアウトプット評価で、個々の売上に対して給与を決められる形になっています。たとえばアポ獲得数などが評価対象となっている場合は、本質的に向き合うべきクライアントの課題解決ではなく、とりあえずアポだけ獲得しようといった行動が生まれてしまうからです。
このように、本質に向き合うカルチャーがあるということがmtc.にジョインすることを決めた理由のひとつでした。
大手ファームのようなコンサルスタイルではない
mtc.は支援会社ではありますが、いわゆる “コンサル” といった印象はまったくありませんでした。たとえば前職で岡崎がMA導入の支援に入っていたときに感じたことは、mtc.はフレームワークを用いて何かを提案するのではなく、クライアントごとの課題に対して最適解を考えていくということです。
そのため、大手ファームのようなコンサルティングスタイルとは大きく異なり、読まれるかどうかわからないような説得材料としての分厚い資料をつくることはもちろんありません。
また、冒頭で述べたようにクライアントの事業を成長させることにコミットしているため、戦略設計などの上流工程のみを行うのではなく、たとえばクライアント内部で社内決裁を進めるためにどう報告すべきか、どういった資料を用意しておくべきかといったことまで踏み込んで伴走していきます。
まるでクライアントの社員のひとりであるかのように、事業を成長させるために必要なことをやる――それがmtc.のスタイルです。
だからこそ、事業会社から支援会社への転職であってもなんら不安はなく、むしろ本質的なことに向き合える仲間と、事業成長のために本質的に求められることに取り組めるということがmtc.の魅力であり、ジョインすることを決めた2つ目の理由でした。
事業会社のような「キャリアの天井」というものがない
事業会社の場合、一般社員からリーダーやマネージャーとなり、もっと昇進していけば役員になったり、社長になったりといったキャリアステップがあるでしょう。しかし、仮に社長になったとしても、大体これくらいの給与がもらえるだろうというのがわかりますから、事業会社の場合は昇進していった先が見えていて、キャリアに天井があると感じていました。
私は自身の単価を上げていき、もっと稼げるようになりたいと思っていたので、そうしたキャリアの天井がある環境で働くことにある種の疑問を抱いていました。
そうした中、mtc.は上述の通り、「自分の人生をコントロールできるようになる」ということを掲げ、売上に応じて給与を決められる会社です。そのため、事業会社のようなキャリアの天井がなく、自分が求めて結果を出せば出すだけ給与を増やすことができ、キャリアパス自体も自らコントロールしていくことが可能です。
また、mtc.では暖簾分けという制度があり、mtc.グループとして起業することもできます。その場合、経理や人事、総務などのバックオフィス業務の一部はmtc.がサポートを行うため、自身はフロント業務に専念できますし、事業内容はもちろん、勤務時間や勤務場所含め、どう働くかといった就業規則も自ら決めることができます。
「自分の人生をコントロールできるようになる」ということを掲げるmtc.だからこそ、そうした様々なキャリアパスを自由に描ける可能性があるというのは、キャリアの天井がある事業会社と大きく異なる点であり、私がmtc.にジョインすることを決めた3つ目の理由でした。
信頼できる懐刀のようなパートナーを目指して。本質を捉えられるメンバーと本質的にやるべきことに向き合っていく
事業成長に伴走するからこそ、週3でクライアント先に常駐するということもあります。事業会社から支援会社への転職であっても、やっていることは同じだとお話しましたが、本当にその通りで、ただ “誰とやるか” が前職との大きな違いです。
本質的に物事を考えられる人たちと、本質的にやるべきことに向き合えるのがmtc.。議題のない無駄な会議もありませんし、数字のためにクライアントが求めていないものを押し売りするようなこともありません。仕事をしていて、「こんなこと意味があるのだろうか」といった虚しさを感じることがない環境だと強く感じています。
事業を成長させるということに飛び道具のようなものはありませんから、地道にクライアントの事業に寄り添い、一緒に事業成長を走り抜けていきます。そしてMAを導入したい、クリエイティブを刷新したい、データドリブンな施策立案を行いたいなど、様々なクライアント課題に向き合えるよう様々な領域に知見を持つことが大切になるため、特定の職種に特化したスペシャリストというよりも、ゼネラリストなメンバーが多いということもmtc.の特徴です。
クライアントが自走できるようになったときにも、何か新たな課題に直面したときに信頼して相談してもらえる、クライアントの担当者にとって信頼できる懐刀のようなパートナーであり続けるために、これからも本質的なことに向き合えるメンバーたちと成長していきたいと思っています。
mtc.では新たな仲間を募集しています、詳しくは下記をご覧ください。