食品
複数のブランドからバラバラに送られるコミュニケーションをグループとして統一したコミュニケーションに再構築することでクロスセル率を大幅に改善できた食品ブランド
事業課題
さまざまなブランドを展開している食品事業社では、1年前にD2Cブランドを立ち上げ、今後の事業展開として店舗中心の販売からオンラインチャネルを活用した販売戦略への移行を検討していた。その中で、主力の2ブランドでは、片方は店頭販売、もう一方はオンライン販売を行い、相互にブランドを紹介し合うことでクロスセルを促進しようとしたが、思うようにクロスセルが進まず、mtc.に相談をいただく。
プロセス
施策を展開していく中で、それぞれのブランドの強みが全く異なり、一方は店頭で、もう一方はD2Cでオンラインが強い傾向にあるため、グループ全体として一貫したコミュニケーションを取れていないことが明らかとなった。そこで、双方のブランドで配信しているメルマガを統合することに。しかし、使用していたメールシステムが異なるため、そもそものデータ構造も異なり、データの統合からはじめなければならないことが最大の課題となった。
成果
協議の結果、D2Cブランドの方のデータ構造にあわせることでデータの再構築を進めていくことを決定。しかしながら、店頭で取得した顧客データでは、不足したデータがあったために必須項目とそうではない項目を定義し、メール配信の統合用のデータベースを構築。その後も都度見つかる課題に対して適宜問題を解決していくこと、約3か月かけてメールの統合に成功。
配信開始初月から過去最高のクロスセル率を達成し、プロジェクトとしての成功を得ることができた。