デジタルマーケティングの立ち上げを支援し、4年で売上は約3倍、ECで過去最高益を達成

事業課題

これまで百貨店等での店頭販売を中心に展開してきたが、今後さらなる事業成長を考えた際、オフラインだけでは限界があると感じていた。そこで、オンラインでのタッチポイントを増やし、いかにECでの売上を伸ばすかが求められていた。しかし、社内リソースが限られていたため、デジタル領域への人材配置が厳しく、さらにWeb広告含めたデジタルマーケティングの経験やノウハウが不足していたことも課題に。
そこでデジタルマーケティングを推し進めていく上での戦略設計含め、EC事業を共に成長させていく外部パートナーを探していた。

プロセス

まずはデジタルマーケティングを推進していく以前に、どのようなブランドでありたいか、を改めてチームメンバー全員で認識合わせを実施。その上で、事業としてのペルソナ・カスタマージャーニーなどコミュニケーション戦略の設計を行い、ユーザーにどのような刺激を与えてあげることでどういった態度変容を見込むのかなどの整理を行い、具体的な戦術を決めていった。そして策定したカスタマージャーニーをもとに、統一した世界観でブランドを見せていくことを目的とし、商品の同梱物やサイトデザイン含め、顧客との各タッチポイントの整理までを行なった。上流の設計を伴走しながら、メールやLINEなど、施策の実支援も並走した。

成果

支援実施後、EC事業の売上は右肩上がりで成長。4年で売上は約3倍、過去最高益を達成することができた。その結果、従来までは百貨店等の店舗が顧客の購買活動における重要なタッチポイントとなっていたが、現在ではECを含めたWeb上でのタッチポイントが顧客の購買活動において重要であるという認識が、社内で醸成された。 さらに、もともとデジタル領域の知見がなかったメンバー中心であったが、PDCAを回していくことで現場のデジタルリテラシーも向上し、人材育成にも寄与した。