こだわりの年賀状制作の裏側と込められた想い

こんにちは、mtc.広報です。
2022年がスタートし、mtc.は絶賛フル稼働しております!
さて皆さん、一つ前の投稿にも掲載したmtc.オリジナルの年賀状はご覧いただけたでしょうか。
「とんちで出すのはもう古い!
本年もmtc.がファクトベースで深層心理を引き出してまいります。」
というご挨拶とともに、一休さんが虎(深層心理)を引っ張り出して捕まえるという世界観を実写で表現しました。
一人一人の表情が注目ポイントです・・・!
今回は年賀状制作に至る裏側をご紹介いたします!
年賀状はハガキじゃなくてもいい
10月某日、今回の年賀状を制作するにあたってミーティングを行いました。
形式的になんとなく贈るのではなく、しっかり想いを込めたいというこだわりがあります。
「せっかくなら面白いものを作りたいよねー」
一般的なハガキサイズの年賀状にこだわる必要はないと考えているので、案出しの時点ではオリジナルワッペンなども挙がっていました。
今年は表現上、デザインに合わせた変形サイズのポストカードがベストということになりました。
同時にコンセプトを決めるべく、虎に関するアイディアを出しまくって話し合った結果、
「一休さんの虎の話」と
「寅年メンバーに着ぐるみを着せて富士山の麓で撮る」が合体して
「寅年メンバーが虎の着ぐるみを着て一休さんの虎の話を表現する」に決定。
一休さんの虎の話というのは、
ある日一休さんが殿様に呼ばれて、屏風に描いてある虎が出てくるから縄で捕まえて欲しいという頼みを受けます。
描かれている虎を捕まえるなんで無茶な話なのですが、一休さんはとんちを効かせて
「わかりました。では虎を引っ張り出してください。出てきたら私が捕まえましょう。出てこないものは捕まえようがありません。」
と答え、殿様を納得させその場を凌ぎます。
という有名な話です。
これに少しアレンジを加えて、mtc.の得意とする「深層心理の追求」を虎に置き換え、mtc.なら虎(深層心理)を引っ張り出すことができるよ!しかもとんちじゃなくてファクトに基づいているよ!というのを表現することに。
さらに、mtc.はお客さまとの関わり方として「茶室のこころ」を大切にしています。
茶室でのもてなしや相手との関わり方、敬意の気持ちなどをお仕事でも実現できるように心がけています。
(茶室のこころについてはこちらで詳しくお話ししています。)
茶室といえば千利休。
ということで、一休さんは千利休の格好になってもらおう!
ちなみに配役は広報チームのアツい出演オファーにより以下に決定しました。
一休さん(千利休ver.):寅年スプラウトのゆいぴちゃん
虎:早生まれでギリギリ寅年のなっち
殿様:この撮影のために髭を蓄えてくれたヒロキさん
小僧:下剋上を受け殿様に仕える小僧役になった琢磨さん
スタジオや衣装の準備や、構図決めの下準備を経て迎えた撮影当日。
撮影スタジオとカメラマンさんの本格的なセットに圧倒されるメンバーたち。
格好が格好なので状況がシュール。。。
しかし、カメラマンさんと裏側の演出チーム(年賀状のデザインを担当するヒロさん)がポーズや表情にこだわって指示を出してくれたので、恥ずかしがっている場合ではない!
一休さんの縄にインパクトを出す画角!虎の縛られてる感を表現するポーズ!
殿様の驚いた表情!小僧の護衛を貫く姿勢!
徐々に撮影に慣れてきてそれぞれの務めを全うすることができました。
そして、編集を経て出来上がったのがあの年賀状です。
企画当初はみんなの頭の中にあるふわっとしたイメージを、実写でカッコよく表現するにはどうすればいいかという難しさがあり、ヒロさんも悩んでいました。
ですが結果的にとってもクールでインパクトのある年賀状が出来上がり、さすがヒロさん!
完成品を見た他のメンバーもめっちゃいいじゃん!と楽しんでくれましたし、笑いを巻き起こすことができました。
毎日同じことの繰り返しじゃつまらない
mtc.はこうしたイベントが日常的に起こることが他の会社より多いと思いますし、自分たちでやっちゃおうとなることがほとんどです。
内製にこだわっている訳ではありません。クライアントとのお仕事では、クライアントにとって最善の方法を選ぶべきだと考えています。
社内案件ではmtc.としての想いが強い企画が多く、普段から密にコミュニケーションをとっている間柄の方が頭の中の表現したいことも近いため、なるべく自分たちで実現したいという思いがあります。
そして毎日同じことの繰り返しじゃつまらないじゃん!という考えを持っていますし、非日常を楽しめるメンバーが集まっています。
そんな年賀状の裏側でした。撮影メンバーの皆さんもお疲れ様でした!
改めて、本年もmtc.をよろしくお願いします!